TOPへ

サイレントマニピュレーション

五十肩で肩が動かない方へ、痛みなく可動域を取り戻す治療法

五十肩で肩が動かない方へ、痛みなく可動域を取り戻す治療法

五十肩(肩関節周囲炎)で「肩が固まって動かない」「リハビリを続けても改善しない」という方には、サイレントマニピュレーション(徒手的関節授動術)という治療法があります。
局所麻酔下で痛みを感じない状態にし、整形外科専門医が安全に肩関節を動かすことで、癒着した関節包を剥がし、可動域を回復させる治療です。
リハビリだけでは改善が難しい「拘縮型の五十肩」に特に有効です。

五十肩・四十肩について
詳しくはこちら

早期から可動域の回復・痛みの軽減を実感しやすい

早期から可動域の回復・痛みの軽減を実感しやすい

多くの方で、施術後すぐに肩の動きや痛みの軽減を実感できます。
拘縮が進行している場合でも、早期から日常生活の快適さを取り戻しやすい治療です。

外来・保険診療で受けられる日帰り治療

外来・保険診療で受けられる日帰り治療

入院の必要はなく、保険診療で受けられる外来治療です。
治療後はそのままご帰宅いただけます。

リハビリとの併用でより高い治療効果

リハビリとの併用でより高い治療効果

サイレントマニピュレーション後は、理学療法士によるリハビリテーションを併用します。
再癒着を防ぎ、可動域の維持と機能回復を目指します。
医師と理学療法士が連携し、肩の動きから生活動作までトータルでサポートします。

サイレントマニピュレーションが向いている方

  • 肩の痛みが3か月以上続いている
  • リハビリや注射治療でも改善がみられない
  • 服の着脱・洗髪・腕を上げる動作が困難
  • 夜間の痛みで眠れない
  • MRIやエコーで腱板断裂がないと診断された

サイレントマニピュレーションの流れと経過

  施術当日 翌日~ 1週間後
診療
  1. 医師から説明を受け、同意書の記入をお願いします。
  2. 診察ベッドに、治療する肩を上にして横になり、首の付け根に局所麻酔の注射 (歯医者の 麻酔と同じ)をします
  3. 15~30分程で、肩から手まで感覚がなくなり脱力状態になります
  4. 三角巾で腕を固定します
  5. 担当医が痛みのない範囲で肩を動かして サイレントマニピュレーションを行います
  6. レントゲン撮影をして骨折や脱臼がないか確認をします
  7. 肩に炎症を抑える注射を打ちます
サイレントマニュピレーション施行翌日以降より、理学療法士のリハビリを受けます。サイレントマニュピレーション翌日~1~3ヶ 月間リハビリを受けましょう。
  • 1回20~40分を週2~3回程度 徐々に頻度は減っていきます。
  • 自宅では、リハビリで習った動作を実践するようにしましょう。
医師の診察があります
食事 食事は来院時早めに済ませてください。 通常通り
入浴 シャワーのみ 入浴可能
痛み止めを処方 サイレントマニュピレーション当日の夜~数日は、疼痛緩和のため、鎮痛剤を内 服しましょう。 痛みがなければ痛み止めは終了
備考 サイレントマニュピレーションの当日は、ブラジャーなどの金具のない下着(例:ブラトップなど)の着用をお願いします。
また、前開きの服、もしくは襟ぐりが大きく着替えのしやすい衣服でお越しください。レントゲンの撮影をするため、肩周囲に装飾品(ボタン、ファスナーなど)のない服装でお願 いします。
上記以外でも、装飾品がついている場合は、着替えをお願いすることがあります。麻酔後6〜12時間は腕がほとんど動きません。自由に動かせるまで車や自転車の運転はお控え下さい。動かせるようになったら、ご自身で動かせるようになった方向に良く動かしてください。
肩関節外旋トレーニング 3割くらいの方は肩の固さがやや戻ってしまいます。3ヶ月程度リハビリを 行い改善が乏しけれ ば、必要に応じて2回目のサイレントマニピュレーションを行います。

サイレントマニピュレーション後の注意点

治療後、一時的に痛みが出ることがあります

麻酔が切れてから、一時的に肩に痛みが出ることがあります。痛み止めを処方いたしますので、ご安心ください。

早期からのリハビリが必須です

サイレントマニピュレーション後、早期からのリハビリを開始します。可動域の維持・再発防止のため、リハビリが必須となります。

筋力が回復するまでは激しい運動を控える

拘縮によって、肩回りの筋力が低下しています。サイレントマニピュレーションによって可動域が改善してから、積極的に肩を動かすことが大切ですが、筋力が十分に回復するまでは、肩に大きな負担のかかる激しい運動は控えましょう。
多くの場合、サイレントマニピュレーションによって大幅な可動域の改善・痛みの軽減が期待できます。
ただ、何もしないでいると、少しずつ肩の可動域が再び制限されていきます。
そのため、サイレントマニピュレーション後は速やかにリハビリへと移ります。肩周りのストレッチ、筋力トレーニングが中心となります。通常、週1~2回、3カ月ほどリハビリを継続します。

サイレントマニピュレーションの合併症・リスク

サイレントマニピュレーション(徒手的関節授動術)は、肩関節の可動域を回復させるために行う治療法ですが、まれに合併症が生じることがあります。

かなり稀ではあるが、重篤な合併症

ごく一部の症例で、以下のような重い合併症が報告されています。

  • 意識障害
  • 呼吸困難
  • 骨折、脱臼
  • 筋損傷、腱板損傷

これらは非常に稀ですが、安全のため、施術は整形外科専門医のもとで慎重に行います。

比較的頻度の高い、軽度な合併症

治療後、一時的に次のような軽い症状が見られる場合があります。

  • 施術中や直後の痛み
  • 皮下出血(あざ)
  • 消毒液などによる一時的な皮膚炎

これらはいずれも時間の経過とともに自然に軽快することがほとんどです。

サイレントマニピュレーションの費用

サイレントマニピュレーションには、保険が適用されます。
3割負担の方で、自己負担額は6,000円程度となります。使用する薬剤などにより、多少の増減があります。
なお、初診料・再診料、検査料、リハビリ費用が別途必要です。

五十肩・四十肩で肩がかたまってお困りの方へ

五十肩の状態が長く続いたり、拘縮が起こったりすると、日常生活のさまざまな場面で不便や不快感が生じます。
一方で、「歳のせいだから」「もう治らない」と諦めてしまっているケースも少なくありません。
当院では、長引く五十肩、拘縮を伴う五十肩に対しても、サイレントマニピュレーションという選択肢をご用意しております。
症状の程度にかかわらず、お困りの方はぜひ一度、ご相談ください。

よくある質問

サイレントマニピュレーションはどのような五十肩に効果がありますか?

肩の痛みが長期間続き、可動域が大きく制限されている「拘縮型の五十肩」に特に効果があります。リハビリや注射治療を続けても改善が見られない場合の選択肢として有効です。

サイレントマニピュレーションの治療時間はどれくらいかかりますか?

麻酔や準備を含めて、全体で30分ほどです。入院は不要で、当日中にご帰宅いただけます。

麻酔を使うとのことですが、安全性は大丈夫ですか?

サイレントマニピュレーションは局所麻酔下で行うため、全身麻酔のようなリスクはありません。超音波で神経を確認しながら安全に行います。

一度のサイレントマニピュレーションで完全に治りますか?

多くの方で一度の治療で大きな改善が期待できますが、拘縮の程度や生活習慣によっては、継続的なリハビリが必要な場合もあります。

サイレントマニピュレーション後、どのくらいで日常生活に戻れますか?

個人差はありますが、軽作業や家事などは数日〜1週間ほどで可能になることが多いです。激しい運動やスポーツは、医師の許可が出てから行いましょう。

サイレントマニピュレーションの効果はどのくらい続きますか?

早期にリハビリを行うことで、効果を長く維持できます。逆に、治療後に肩を動かさずにいると再び可動域が制限されることがあります。

サイレントマニピュレーションとリハビリだけで治るのですか?

はい。多くのケースでは手術は不要です。サイレントマニピュレーションで癒着を剥がし、その後の理学療法で可動域を安定させることで改善が期待できます。

サイレントマニピュレーションの再発を防ぐにはどうすればいいですか?

重要なのは、治療直後からのリハビリ継続です。医師と理学療法士の指導のもと、日常生活でも肩を動かす習慣を保つことが再発予防につながります。

他院で治療を続けていても、サイレントマニピュレーションを受けられますか?

はい、可能です。現在の治療経過や検査結果を拝見した上で、必要に応じてサイレントマニピュレーションを行います。紹介状や画像データをお持ちいただくとスムーズです。

サイレントマニピュレーションは保険診療で受けられますか?

保険適用となります。3割負担の方で自己負担額は6,000円前後です。別途、初診料やリハビリ費用が必要になります。