整形外科専門医による変形性膝関節症外来
当院では、整形外科専門医による変形性膝関節症の専門外来を行っています。
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減り、関節に炎症や変形が起こることで、膝の痛み・腫れ・歩行障害を引き起こす疾患です。
中高年の女性に多く、進行すると階段の昇降が難しくなったり、正座やしゃがみ込みが困難になります。
当院では、症状の進行度に応じて保存療法・注射療法・リハビリテーション・再生医療・クーリーフ治療などを組み合わせ、痛みの軽減と歩行機能の改善を目指します。
当院の変形性膝関節症外来の特徴
経験豊富な整形外科専門医が診療
豊富な臨床経験をもつ整形外科専門医が、変形性膝関節症の重症度や生活背景を考慮したオーダーメイド治療を行います。
画像診断で原因を可視化
レントゲン検査・超音波(エコー)検査を併用し、軟骨のすり減り具合や骨棘形成、関節液の貯留などを正確に評価。他の膝疾患(半月板損傷・靭帯損傷など)との鑑別も行います。
理学療法士による個別リハビリ
理学療法士が、膝関節を支える筋肉(大腿四頭筋・ハムストリングなど)を強化し、関節の動きを滑らかにするリハビリをマンツーマンで行います。再発予防や歩行改善を目的に、姿勢や体重コントロールの指導も行います。
新しい痛み治療「クーリーフ」に対応
慢性的な膝痛に対しては、神経に高周波エネルギーを与えて痛みの伝達を抑える「クーリーフ治療」を行っています。
神経を焼灼するのではなく、温熱で痛み信号の伝達機能を一時的に遮断するため、安全性が高く、効果が長期間持続するのが特徴です。手術が難しい方や、再生医療との併用も可能です。
集束型の体外衝撃波を導入
当院では、変形性膝関節症に対して集束型体外衝撃波治療を導入しています。膝関節周囲の痛みの原因となっている部位に、衝撃波を一点に集中させて照射することで、血流改善や組織修復の促進、痛みを感じる神経の過敏な反応を抑える効果が期待されます。
歩行時や階段昇降時の膝の痛み、慢性的に続く膝関節の違和感に対して、薬物療法や注射、リハビリで十分な改善が得られない場合の治療選択肢の一つです。皮膚を切らない低侵襲な治療のため、身体への負担が少ないのも特徴です。
再生医療「PDF-FD療法」に対応
当院では、自己血液から抽出した成長因子を用いた再生医療(PDF-FD療法)を導入しています。
変形性膝関節症の炎症を抑え、軟骨や滑膜の修復を促す作用が期待され、注射で行える低侵襲な治療です。
従来のヒアルロン酸注射で効果が得られにくい方にも適応があります。
変形性膝関節症の症状・受診の目安
- 朝起きた時や立ち上がる時に膝が痛む
- 階段の昇り降りやしゃがむ動作がつらい
- 膝に腫れ・熱感・こわばりを感じる
- 歩くときに膝がギシギシ音を立てる
- O脚が進行してきた
- 痛み止めや湿布では改善しない
- 長く歩けない・歩行スピードが落ちた
変形性膝関節症は、早期の治療で進行を止めることが可能です。
放置すると変形が進み、人工関節手術が必要になる場合もあります。
検査・診断の流れ
STEP01問診
痛みの出方、持続期間、歩行や生活への支障を丁寧に伺い、発症時期や重症度を判断します。
STEP02触診・可動域検査
膝の腫れ・熱感・変形・動きの制限などを確認します。
STEP03レントゲン検査
骨の隙間(関節裂隙)の狭小化、骨棘形成、O脚変形などの有無を確認します。
STEP04超音波(エコー)検査
軟骨の厚みや滑膜炎の有無をリアルタイムで観察し、痛みの原因を可視化します。
変形性膝関節症の治療は、症状の進行度によって段階的に行います。
変形性膝関節症外来で行う治療
保存療法(初期〜中期)
- 膝周囲筋のリハビリトレーニング
- 体重管理・歩行指導
- 消炎鎮痛薬・湿布
- ヒアルロン酸注射(関節内潤滑の改善)
体外衝撃波
集束型体外衝撃波は、変形性膝関節症において問題となりやすい膝関節周囲の深部組織や付着部にピンポイントで作用し、血流改善や組織修復の促進、痛みを感じる神経の過敏な反応を抑える効果が期待できます。 歩行時や階段昇降時の膝の痛み、慢性的に続く膝関節の違和感などに対して、保存療法の一つとして行われます。
再生医療(PDF-FD療法)
患者様ご自身の血液から抽出した成長因子(グロースファクター)を注射することで、炎症を抑え、軟骨・滑膜組織の修復を促します。
副作用が少なく、通院で受けられる先進的な再生医療です。
手術療法(進行例)
保存療法で改善が難しい場合には、関節鏡手術や人工膝関節置換術を検討します。
当院では、手術が必要な際も提携医療機関と連携し、術前・術後のリハビリまでサポートします。
よくある質問
変形性膝関節症は治りますか?
軟骨のすり減りを完全に元に戻すことは難しいですが、痛みの軽減と進行の抑制は可能です。
当院では、炎症を抑える注射治療や再生医療、リハビリを組み合わせ、痛みのない生活を取り戻す治療を行っています。
ヒアルロン酸注射とPDF-FD療法の違いは?
ヒアルロン酸注射は関節内の潤滑性を改善して炎症を抑える治療です。
一方、PDF-FD療法はご自身の血液から取り出した成長因子を利用し、軟骨や滑膜の修復を促す再生医療です。
痛みの根本改善を目指したい方には、PDF-FD療法がより適しています。
クーリーフ治療はどんな膝の痛みに効果がありますか?
クーリーフは、慢性的な膝痛(3か月以上続く痛み)に有効です。
手術を避けたい方、ヒアルロン酸注射で効果が乏しい方にも適応できます。
神経を「焼く」のではなく温熱で痛み信号を抑えるため、安全性が高く、効果が1年〜2年程度持続するのが特徴です。
手術をせずに治すことはできますか?
多くの患者様は、保存療法や再生医療で痛みの改善が期待できます。
当院では、できる限り手術に頼らず、注射治療・リハビリ・クーリーフ治療などを組み合わせて症状を和らげます。
手術が必要な場合も、提携病院と連携して対応します。
再生医療(PDF-FD療法)は保険適用ですか?
PDF-FD療法は自由診療(自費治療)です。
ただし、手術のような入院や全身麻酔が不要で、身体への負担が少なく、通院で受けられる再生医療です。
これまでの治療で改善が得られなかった方にも選択肢としておすすめです。
膝の水を抜くのは悪いと聞きますが、本当ですか?
「水を抜く=悪い」ということはありません。
膝にたまる水(関節液)は、炎症によって過剰に分泌されたものであり、強い腫れや痛みがあるときは抜くことで楽になります。
当院では、水を抜くだけで終わらず、原因となる炎症を抑える治療もあわせて行います。
運動はしても大丈夫ですか?(ウォーキング・水泳など)
症状の程度により異なりますが、痛みが強いときは安静が第一です。
痛みが落ち着いてきたら、水中歩行や軽いストレッチ、太ももの筋トレなど、膝に負担をかけない運動を推奨しています。
理学療法士が安全な運動法を指導します。
O脚でも治療できますか?
はい、可能です。
O脚は膝の内側に負担がかかりやすく、変形性膝関節症の進行要因の一つです。
当院では、O脚に合わせたリハビリ・サポーター・再生医療などを組み合わせて、痛みの軽減と変形の進行抑制を目指します。
他院で長く治療しても良くならなかった膝痛も診てもらえますか?
もちろん可能です。
他院でヒアルロン酸注射やリハビリを続けても改善が見られない方には、PDF-FD療法やクーリーフ治療などの新しい選択肢をご提案します。
治りにくい慢性膝痛も、一度ご相談ください。
クーリーフと再生医療(PDF-FD療法)は併用できますか?
はい、併用可能です。
クーリーフで痛みをコントロールしつつ、PDF-FD療法で組織の修復を促すことで、より高い改善効果が期待できます。当院では、症状や生活スタイルに合わせて最適な治療プランをご提案します。